ミロンガ: Tango suenos 6-7月

Tangoスエニョスのミロンガ、7月から四谷地域センターに復帰します。

7月の開催日
6日(水) 午後4時-6時半DJ 松林隆道
20日(水) 午後4時-6時半DJ 布施和博
会場: 四谷地域センター
12階多目的ホール*
新宿御苑前
2番出口
参加費: 1,000円歩5分
問合わせ:
町田 03-5930-6487
黒木 090-9130-0097
新宿御苑の
大木戸門近く
演奏 スエニョス楽団
四重奏
歌 ユリ・アスセナ
*都内随一の踊りやすいホール

月例レコードコンサート
6月25日(土) 午後1時半-4時
7月23日(土) 予定
会場: 東医健保会館JR信濃町駅
参加費: 1,000円歩5分
https://tango-suenos.blog.ss-blog.jp/

ミロンガ: Tango suenos 4-6月

4月-6月のスケジュール
3月から月1回ペースで再開
4月のミロンガ 
 4月20日(水)午後4時-6時20分 
 DJ 石原利祐
5月のミロンガ 
 5月18日(水)午後4時-6時20分
 DJ 布施和博
 2年3ヵ月ぶりにスエニョス楽団生演奏
 歌 ユリ・アスセナ
6月のミロンガ 
 6月15日(水)午後4時-6時20分
 DJ 橋本真知子
参加費 1,000円(生演奏時を含む)
会場 大久保スポーツプラザ3階多目的ホール
新宿区大久保3-7-42 tel. 03-5285-1477
山手線/新大久保駅より徒歩10分 
総武線/大久保駅北口より徒歩14分
スタッフが厳選した踊りやすい曲で、ゆったりとサロンタンゴを楽しむ会です。以前の開催場所・四谷地域センターは今年もワクチン接種会場になり、しばらくは月1回ペースで大久保スポーツプラザにて開催いたします。お一人でもぺアでも大歓迎。女性お一人でもお気軽にご参加ください。
✤開催にあたり、スタッフ一丸となり感染防止対策を徹底するよう努めます。ご入場の際、手指消毒及び検温のご協力、マスクの着用をお願いいたします。
https://tango-suenos.blog.ss-blog.jp/ より一部編集し転載
すいよう会レコードコンサート
4月30日(第5土曜日)
5月以降は未定です
タンゴの好きなお仲間の集まりです。解説を聞きながらタンゴをじっくり聴く、リズムを知る、よいメロディーを知る、歴史ある当会ならではの貴重な映像にも出会えます。
時間 午後1時30分-午後4時 
会場 東医健保会館 JR信濃町駅より徒歩5分
参加費 1,000円
*ご参加の方は手指消毒及び検温のご協力、マスクの着用をお願いいたします。
https://tango-suenos.blog.ss-blog.jp/ より一部編集し転載

Wakako タンゴ・ミロンゲロを語る[7]

タンゴの「音楽を踊る」とはその曲の持っているエッセンスを体を使い、タンゴで表現すること。もちろん歌詞をわかったほうがいいけれども、言葉がわからなくても曲想を理解することはできる。ちょうどクラシック音楽を聴くときのように。クラシック音楽は形而上的な意味合いが濃いとしたら、タンゴ音楽は大衆的でありながら洗練されている。音楽に込められた日常的な感情表現を体を使って踊りで表現するものだといえる。

Wakako タンゴ・ミロンゲロを語る[6]

タンゴ・ミロンゲロで大事な三つの要素とはアブラッソAbrazo・姿勢、カミナンド Caminando (Caminar)・歩き、そしてテンポ Tiempo です。歩き方はとくに女性(役)がむずかしい。男性(リード役)の歩調にぴったり合わせつつ、相手に適度の負荷を与えながら、ふらつかないでまっすぐ後ろにがって歩くのは実は至難しなんわざなのです。

ミロンゲロたち Milongueros

Milongueros: El compás de Buenos Aires Trailer, January 2018

[↓字幕の仮訳を載せています]

アルゼンチンタンゴはなぜ世界的に認められ、高く評価されているのでしょう。正当に評価されていないのは、実はアルゼンチンだけなのです。
…ブエノスアイレス生まれの私たちにはタンゴという民俗舞踊があります。タンゴ即ちアルゼンチンなのです。
…タンゴはここ、ブエノスアイレスで生まれたのです。
…ミロンゲロ(ダンサー)たちは批判にさらされつづけ、アルゼンチンからていってしまいました。
…タンゴをはじめて見たときから魅了されました。
…見よう見まねで覚えました。ほうきをかかえながら一人でタンゴを学んだのです。
…生涯をカルロス(Carlos Gardel 1890-1935)とともに生きてきました。ダンスについて私が身につけたすべてはカルロスが教えてくれたものです。
…どうやってダンスを学んだのかって、私もよくわかりません。いつしか…
…踊るというより、ひたすら練習に励みました。
…男同士でダンスを学んだ私はいつも女役で、男役ができなかったのです。いつになったら男役ができるか、いつもそれが気がかりでした。
…ほかの人と同じではいけない、それが暗黙あんもくのルールでした。みな自分のスタイルを持ち、誰とも似ていないのです。
…40人踊ると39人は上手なダンサーでした。誰もが必死にタンゴを踊っていました、本物のタンゴを踊っていたのです。
…当時、踊る場所は50ヵ所余りありました。
カーテン越しに見ると女性しか見えません。男性はみな真ん中にいて、女性とその母親たちがまわりにすわっていました。
…女性はいつもハイヒールをき、ストッキングをはいていました。
…若い女性一人では行けませんでした。母親と一緒でないと入れないのです。
…フアン・ダリエンソ(Juan D’Arienzo 1900-76)は第五土曜にやって来ました。街中まちじゅうが熱狂したものです。ダリエンソがビアジ(Rodolfo Biagi 1906-69)と共演してピアノをくや…体が踊りだし、女性たちは飛んでいるようでした。
…私はとても幸運でした。すべてのオー ケストラを生演奏でいたのですから。トロイローグレラ四重奏団、ディサルリ(Carlos Di Sarli 1903-60)、プグリエーセ(Osvaldo Pugliese 1905-95)、タントゥリ(Ricardo Tanturi 1905-73)、ダリエンソ….すべてのオーケストラと一緒に踊りました。あれは夢だったのか…もう二度と戻れない、なつかしい情感です。
…足を正確に踏まなければいけません。そうではなくて…足をこんなふうに置いたらだめです。二つの足を常にそろえるのです。
…私は装飾動作が好きですが、下手へたに見えるのはいやです。動きをしなやかに繊細にしなければなりません。
…最近の女性はあしを広く開きすぎです。脚をあまり持ち上げてはいけません。
…フロアを踏みしめるように置くのです。
…最近はみな同じように踊っています。脚を軽快に動かし、股間こかんを見せるのです。
…もし、男に脚を持ってたわむれるように言われたら、わかっていればともかく、わからなかったらおよしなさい…恥をさらすだけですから。
…タンゴは歩きとステップにきます。体をすっくと伸ばし、歩き方を踏まえて、まっすぐステップするのです。
…レッスンを五六回受けただけで、すべて学んだと思い込む人が少なからずいますが、そんなことはあり得ません。習得まで数年はかかります。
…いまは一緒に踊れる男性もいないので選択の余地もありません。世も末です。私も年をとってしまいました。
…いつも目新しいものを見つけようとするまぬけ者もいますが、それは邪道じゃどうです。
…人々は1945年代と65年代のタンゴを混ぜて踊っています。一体何を踊っているのかわからない。ダリエンソを聴いてディサルリのように踊り、ディサルリを聴いてダリエンソのように踊るのです。
…タンゴ歌手の歌に合わせて踊るべきなのに、そうなっていない。タンゴは聴くための音楽ではないのです。
…ダンスを上達する方法を学ばなければなりません。最近のミロンガでは、みな同じように見えます。タンゴで盗むことはできないのです。
…すべてが堕落し、ミロンゲロはいなくなり、終わってしまいました。
…タンゴが死んでしまった、といわれるのは若い世代に人気がないからです。私たちの世代とともに消えるのです。
…私たちは両腕のなかに女性という最も美しい楽器を抱えているのです。
…三分間、女性は自ら体をダンスにささげるのです。たとえ踊れなくても誰とでも。
…年とった男たちはもう私とは踊りたくない、若い女が欲しいのです。柔らかい肉が好き、とでもいうように。
…私の脚は以前のようには動きませんが、踊り続けます。体が語るようになるまで。
…ダンサー…ミロンゲロたちは、タンゴがいつどんな型をするか教えてくれます。ただ寄りかかるわけではないのです。
…タンゴサロンはすばらしい。複雑な型を取り入れたり脚を持ち上げる必要はありません。
…タンゴで一番だいじなのは、歩一歩ほいっぽあるくことです。
…ブエノスアイレス生まれの者はいつも「タンゴがあなたを呼び、フロアがあなたを呼ぶ」といいます。
…タンゴは不滅です。タンゴを聴けば心に深くみ入り、やめれば病に倒れるでしょう。
…ミロンゲロたちが故人になると人々は忘れてしまいますが、それではいけない。ときには彼らに敬意を払うべきです。そんな思いをすべてのミロンゲロに捧げたいと思います。
2018年1月「ミロンゲロたち」ブエノスアイレスのリズム

パリから見た日本のタンゴ tango milonguero

アジア系の人々は一般的に腰がわっているようにみえます。中国・台湾・韓国などの人々はみなそうですが、腰の据わりは武道に通じるものがあります。欧米人でも空手などの武道を習った人は腰の構えができています。

意外に思われるかもしれませんが、腰が据わっていると、タンゴ独特の歩き方を体得するのが早いのです。これはタンゴの基本姿勢における重心の位置が低いことと関係しています。武道はすべて腰の構えが低く、両足がきちんと地についていなければなりません。アジア系の人々は潜在的にタンゴ能力を持っているともいえます。→Wakakoとタンゴとの出会い

情熱と抑制の融合

日本人も勿論もちろんアジア系なのですが、中国人や韓国人とは違って感情表現が直接的でない。独特の内向性ないしストイック(抑制的)な面を備えています。タンゴの持つ情熱的な要素とこの抑制的な要素がぶつかると、そこに葛藤かっとうを生じます。とくに、ミロンゲロではペア同士が体を接することもあり、異性をハグ(抱擁ほうよう)することにれていない多くの日本人はその違和感をだっしないまま、タンゴから遠ざかってしまう。残念で仕方ありません。

長年パリに住みながら、過去10年ほどのあいだ何度か日本に短期滞在し、タンゴに魅せられた人々を観察してきた私は、日本美の根底に抑制された美意識を見ます。情熱を抑制しながら表現できるようになると、単なる情熱の表出とは違う一種の気品や格調の高さが生まれます。それが日本的なタンゴだといえるかもしれません。

日本人はそういう抑制された感情表現が得意だと思うのです。ただ、その抑制力が否定的に作用すると内向きになり、単なる内気になってしまいます。その内気さや抑圧された羞恥心しゅうちしん克服こくふくして情熱を表現できたらどんなにすばらしいでしょう。タンゴと日本的な美意識を融合する—そんなことをめざす人が増えたら、とひそかに期待しています。

老いて深まるタンゴの魅力

もう一つ大事なことは、タンゴを体得するのに年齢は関係ないということです。ショータンゴは体の動きが激しいこともあり、高齢者には難しいのですが、タンゴミロンゲロは武術でいえば剣道や合気道に近く、年齢の増加はマイナス要因になりません。

武術には<気>のエネルギーの発露があります。タンゴにも<気>に通じる精神的なエネルギーがあり、若いときには使いこなせなかったものを年齢と練習を重ねることで自在に使えるようになります。それこそがタンゴの醍醐味だいごみともいえます。

老境に入った人こそ味わえるものがあるのです。熱意と好奇心を持続し、こうありたいという願望がある限り、その人のタンゴも向上していきます。そういう意味で、タンゴは年齢に関係がないのです。

年齢に応じてそれぞれがめざす目標を持続することが大事です。5年10年いや20年と続けるうちに自ずと身についてくるものがあります。逆にこのぐらいでいい、と思った瞬間に魅力を失い、タンゴはつまらないものになってしまいます。常に自ら向上する目標を持ちながら、けっしてペアの相手方には要求したり強要しないことです。

タンゴは人生そのもの

タンゴは人生のようなもの、すべてが自分の思いどおりにはいかないし、むだと思われる雑事ざつじも多いのです。生きている情感をそのまま表現しながら、相手に合わせて踊る。ミロンガ(タンゴのダンスパーティ)で時計と反対回りに回りながら、右に行きたいところを行けなければ左に行く、あるいは回転して戻る。融通ゆうずう無碍むげな判断力と動きがリード役に求められます。

相手役がいなければタンゴは成り立ちませんが、リードがなければ踊れません。相手役はリードに応じて合わせながらどこまでも無心になって踊るのです。自他じたともにさまざまな要素が求められるからタンゴミロンゲロは興味尽きない、ともいえます。

人々を魅了してやまないタンゴは、19世紀にヨーロッパからアルゼンチンやウルグアイに渡った移民の下層社会で生まれたものです。それが20世紀初めにはヨーロッパに伝えられ、やがて日本を含むアジアに伝わりました。→タンゴの起源

現在、中国や台湾、韓国に広く普及しています。日本でもより多くの人にタンゴミロンゲロの魅力を知っていただきたい。切にそう願うものです。

Wakako タンゴ・ミロンゲロを語る[5]

「アルゼンチン・タンゴを語る」の第5回をアップしました。「スザナ・ミレの説くタンゴミロンゲロ」と題し、彼女を通してタンゴの魅力を語ります。

・ミレは女性でリードができる稀有な人でフェミニズム的な指向性も持っている。
・ミレにリードを教えたマエストロもすごい、彼女は彼らの動作を仔細に研究した。
・ミレのリードは最小限の力で行うので、微小な動作を捉えなければならない。
・ミレは音楽的な分析力も鋭い。
・ミレのタンゴレッスンを求め、世界中の人々がアカデミアに集まってくる。
・「タンゴに癒される」人が多い。音楽・ダンス・相手との一体感がもたらす愉悦がある。
・タンゴは本来的に男性のダンスであり、男性がリードするものだ。

Wakako タンゴ・ミロンゲロを語る[4]

「アルゼンチン・タンゴを語る」の第4回をアップしました。パリと東京のミロンガを比較しながら、タンゴミロンゲロの現状について語ります。

タンゴミロンゲロは少数派にとどまり、多くの人は「型のタンゴ」を好む。このような状況でミロンゲロの伝統を守り続けるのは容易でない。ただ、少数派のゆえに同じ「ミロンゲロ派」の人と出会ったときの喜びは大きい。国や地域の文化的な違いもある。例えば、韓国人は感情表現が豊かでタンゴが歴史的に持っている影の部分も共有している。日本人は感情表現を抑える傾向が強く、カベセオなど不得意な人が多い。フランス人もカベセオをあまり好まないが、ミロンガでは適応しているようだ。踊っている人を観察する仕方も東京とパリでずいぶん違う…

Wakako タンゴ・ミロンゲロを語る[3]

「アルゼンチン・タンゴを語る」の第3回は、タンゴ・ミロンゲロの成り立ちについて語ります。

本来のタンゴは、パートナーとの”コネクション(連携)と調和”を第一に考えて踊るものです。一般市民の思い”タンゴは我々のもの”という自負に根ざしてミロンゲロ(マエストロ)達が集まり、1990年に”Academia”が設立されました。設立者の一人 Susana Miller が本来のタンゴを”タンゴ・ミロンゲロ”と名付けたと言われ、市民の伝統的な踊り方とそのエスプリ(神髄)ともいうべき”タンゴ・ミロンゲロ”の普及に努めています。

アジョとYokoの放談21: 世界中の若者が未来を信じていた

希望のある時代’70~’80年(続編) 世界中の若者が未来を信じ希望を求めていた。その心根は今もなくなった訳ではない!
現代は情報があり過ぎるゆえに押し流されているのではないか… それぞれが見きわめられるように自分のものにする必要がある。今こそ世界中の個々人が夢と希望のある未来を考えるときだ。
https://youtu.be/OqPwpiMZ_Kg

モンマルトルの情景(1)

ここはモンマルトルの丘、サクレクール寺院の上からパリの街が一望できる。

パリの街並みの不思議さはひとりの人間が一生涯過ごす時間より何倍もいや数十倍も生きている建物群が至るところに存在するということである。多くの画家たちが常にパリの街並みを描きたがるのは、建物群が、その悠久なる歴史を生きぬいている姿であり、圧倒的で切実に訴えかけて来る存在そのものだからだ。

サクレクール寺院の正面のふもとピガールは、夜の街、外国人観光客と妖しげな女装の男娼たちでにぎわう歓楽街。バルベス通りの東側はアフリカ人とアラブ人そして最近は中国人も多少が織りなすアフリカ街。ここは朝市とルイヴィトン、エルメス、ディオールなどの贋ブランド品が山盛りとなってクルマの屋根と道端にずらりと並ぶ闇市。大変な賑わいである。

パリは昔からありとあらゆる人種が住み着いている。一人ひとりの人生がまるで小説の一こまを演じているようだ。いったい幾冊の小説、映画ができるであろうか。

私がタンゴの小さなチラシを見つけて習い始めたスタジオはここにあった。1990年代後半である。私に大きなインパクトを与える先生となる若き女性は、生粋のブエノスアイレス生まれで、当時はソルボンヌ大学の演劇科に籍を置く学生だった。彼女もまた人生の目的なるものを探しに、自国から遠く離れ外国にまで来てしまった旅人の一人。

初めてのレッスンで、組んだ私の腕を払いのけ「タンゴを踊るときは相手を自分の家族の一員、兄弟姉妹のように思い、そのような信頼感を持って対すること。それができなくては踊れないもの」「胸は水平に果てしなく広げ、足の裏は地球の中心に届くような気持ちで立つ」。そして、一歩目に出した脚から「ダメ」「違う」の連続であった。

少女時代からダンスが好きだった私は、モダンやジャズダンス、その後、趣味として社交ダンスなどを習っていたので、少々自信もあったはずが、のっけからダメの連続と、たかがダンスにむずかしい哲学的なものが必要なのか、とびっくりもしたが、後になって、それがタンゴの奥深さと面白さに夢中になっていく始まりとなった。

[文と写真 wakako]

アジョとYokoの放談19: タコツボ人生は真の喜びを得られない

Wakako

アジョとYokoのなんでも放談の第19回「タコツボ人生では真の喜びを得られない」をアップしました。以下、下線部は筆者が独自に解釈したものです。タンゴについては踊る人それぞれの解釈があるかと思います。

男女の出会いは本能的・官能的な要素が大きい…勇気を出して行動しないと人間を深く知る喜びが遠ざかっていく…タンゴは一組の男女等がそれぞれの役割を演じ、その思いをダンスに投影して相手に伝えることで「擬似恋愛」といわれる関係をつくるものだと思う。それは官能的というより感性的なのだ。自らの高みに至ろうとして老いも若きもタンゴを踊る(文責: Shaw)。

youtube.com/channel/UCvFCm4j4Bk4zvA4yp_1Sg0A

Wakako タンゴを語る

パリ在住の画家 Wakako が出会ったタンゴのマエストロたち、ミロンガのようすなど、パリにおけるタンゴ文化の一端を気さくな対談シリーズでお伝えします。日本のタンゴレッスンのようすなどもパリと比較しながら語る予定です。

第1回は「パリで出会ったタンゴのマエストロたち..」と題し、テテやペピートとの出会いについて体験をもとに語ります。タンゴって本当に奥深い。

Pepito Avellaneda

QUOTE
«I started dancing at twelve at the Carnival celebrations in Avellaneda. My true name is Monteleone; Pepito Avellaneda is a nickname. My ancestors were Italians and Spaniards. I used to go to dance to the Salón Duca, in the 40s, 1945, 1946. I started to dance, I dared to dance. In 1945 I made my first exhibition: it was at the Teatro Roma of Avellaneda. I was fifteen years old then. I danced with Royuelo’s daughter, a muscle therapist at Independiente club. We even now still meet, she is now married, she has children. I’m a close friend of her husband, very close friend. They’re used to go dancing to ‘Tanguería del 40’, in Lanús. Nice isn’t it? Because it is a memory of years, years.
UNQUOTE
(c)https://www.todotango.com

https://www.todotango.com/english/artists/biography/658/Pepito-Avellaneda/

Vanishing art of the milongueros

QUOTE
This post presents recordings of milongueros dancing tango, in particular those milongueros with whom First World tango dancers are familiar. Their interpretations of popular classic tango music for dancing are compared to recorded interpretations of the same music by contemporary instructors of Evolutionary Tango, in order to show the contrasts in style. An Appendix of video recordings of the dancing of milongueros is provided for further study.
UNQUOTE.
(c)https://tangovoice.wordpress.com

テテ > 태태 > Tete Rusconi

“テテ”ペドロ・ルスコーニと題したフランス雑誌の記事(2005年7月号)の日本語訳をサイトにアップしました(日本語訳: wakako)。「テテ」というと、最近は韓国の人気グループBTS(防弾少年団)を連想する人が多いようですが、ここに紹介するのはミロンゲロのマエストロです。以下、記事より引用します。

“テテ”として知られるペドロ・ルスコーニは、「アブラゾ・セラード・エ・アピラド」(近くで、ピラミッドのなかで、踊る)と呼ばれるタンゴのマエストロであり、そのタンゴは「ミロンゲロ」とも呼ばれます。 彼自身が「サロン・タンゴ」と呼んでいる彼のスタイルは、90年代から世界中に広まりました。テテは偉大な音楽性を持つダンサーです。 彼はアブラゾを特に重視し、音楽の感性をダンスの中心にもたらしたのです。

Tango Milongueroとは?

¿Tango Milonguero?(by Wakako)をトップページに掲載しました。ご一読いただければ、ミロンゲロ・スタイルの何たるかをご理解いただけるかと思います。

“Tango Milonguero” の言葉の意味は、Tango (踊り)と Milonguero (踊りの名人もしくは踊りのスタイル)が合体(がったい)したもので「名人の踊り」…

Dani Garcia y Ana Maria Schapira

¿Tango Milonguero?

ajo ajo ajo

ajo はスペイン語で発音すると /aho/ で、ニンニクを意味するらしい。日本語だと阿呆を連想しなくもないが、三つ並べたことに格別の意味はない。

UNESCO無形遺産のタンゴ

AFP BB NEWS 「情熱のタンゴ、ユネスコ無形遺産に登録」を以下に転載します(一部編集)。

【2009年10月1日 AFP】ウルグアイとアルゼンチンの伝統舞踊タンゴ*が30日、国連教育科学文化機関(UNESCO)の無形文化遺産の代表一覧リストに追加登録された。

ブエノスアイレスやモンテビデオの労働者階級が集うダンスホールで20世紀初めに誕生した、口にバラをくわえほおを寄せ合い踊るタンゴは、南米の情熱を表す代名詞となっている。

しかし、アルゼンチンとウルグアイでは、踊り、詩、歌の誇り高き伝統であり、地元の歴史と強い結びつきがあり、ミロンガと呼ばれるダンスホールで老若男女の熱狂的なファンが踊り伝えてきたものなのだ。

タンゴの歴史

タンゴは、両国の間を流れるラプラタ川(Rio de la Plata)の歴史、そしてその流域に19世紀後半に移り住んだ貧しい移民と元奴隷の人びとの歴史と密接な関係がある。

ユネスコは、「欧州からの移民とアフリカ系奴隷の子孫、そしてクリオジョと呼ばれる地元生まれの住人が混ざり合い、幅広い習慣、信仰、儀式が融合して独特の文化的アイデンティティーに変容していった」と説明している。

バンドネオンという小さなアコーディオンの音に合わせ、ルンファルドと呼ばれる俗語を用い、地元のミロンガをベースにした多くのタンゴソングが誕生した。タンゴの悲しげな詩は、都市の生活における苦悩や郷愁を表現している。

日本など世界でも人気が高い

ブエノスアイレスでタンゴを教えているアニータ・モンテアグドさんによれば、タンゴは現在、その官能的なステップを習得したいという新世代のダンサーの間で、高い人気を得ているという。

(2009年)8月に同地で行われたタンゴダンス世界選手権では日本人ペアの山尾洋史さん恭子さん夫妻が優勝。長い間優勝を独占していたアルゼンチンを王座から引きずり下ろした。

モンテアグドさんによれば、一番のタンゴファンは日本人とドイツ人で、覚えも早いという。フランス・パリには20ものミロンガ(タンゴを楽しむ社交場)があり、ニューヨークでは毎週末、熱狂的なタンゴファンが集まり明け方までにぎわう La Nacional のようなタンゴスポットがある。

(c)AFP/Gabriela Calotti

*UNESCOの記事より:
The Argentinian and Uruguayan tradition of the Tango, now familiar around the world, was developed by the urban lower classes in Buenos Aires and Montevideo in the Rio de la Plata basin. Among this mix of European immigrants to the region, descendants of African slaves and the natives of the region known as “criollos,” a wide range of customs, beliefs and rituals were merged and transformed into a distinctive cultural identity.
As one of the most recognizable embodiments of that identity, the music, dance and poetry of tango both embodies and encourages diversity and cultural dialogue. It is practiced in the traditional dance halls of Buenos Aires and Montevideo, spreading the spirit of its community across the globe even as it adapts to new environments and changing times.
That community today includes musicians, professional and amateur dancers, choreographers, composers, songwriters, teachers of the art and the national living treasures who embody the culture of tango. Tango is also incorporated into celebrations of national heritage in Argentina and Uruguay, reflecting the widespread embrace of this popular urban music.
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